台湾・台南の塩水ロケット花火祭!鹽水蜂炮

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鹽水蜂炮を知る前提として必ず動画をご覧ください。

台湾の鹽水蜂炮とは


台湾の鹽水蜂炮とは100万発を超えるロケット花火と、それ以上の爆竹が2日間鳴り響く
台湾を代表する過激で有名な180年以上も続いていてる伝統的なお祭りです。
台湾台南市の塩水区、盬水鎮で毎年元宵節(台湾の旧暦の1月14,15日)に行われます。
(西暦では毎年、日にちが変わります。)
世界三大民俗祭りの一つにも数えられるほど台湾を代表する宗教的イベントです。
ロケット花火が一斉に放たれる瞬間は蜂の集団が巣から飛び出したような賑わいです。

見どころはロケット花火

まずは台湾本場の迫力動画を見てください!


蜂の集団が巣から飛び出したようなロケット花火

鹽水蜂炮の当日はは防護服でロケット花火を浴びる過激な恒例行事「塩水蜂炮」です。
参加者はフルフェイスのヘルメットに厚手の服、手袋、隙間を塞ぐタオルを着用し、
神輿から垂直方向に一斉に放たれるロケット花火に当たり続けて無病息災を祈る。

台湾でロケット花火を浴びよう!

台湾ロケット花火に当たり続けて無病息災を祈る。

台湾の人はロケット花火に当たり続けて無病息災を祈る。
とにかく大きく足踏みをしよう!


ジャンプしたり足踏みして大きく揺れるのが基本的な台湾流のロケット花火の浴び方。

ロケット花火が当たると、どれだけ痛いのか

STEP
100メール以上離れた場所でロケット花火が当たる
ヘルメットは必須。まれに100メール離れいても飛んでくる。
油断していたら突然、顔に当たり、特に目に当たれば重症。
厚い上着やジーンズ等の部分に当たれば黒くなる程度。
半袖で素肌の腕などに当たれば、軽く赤くなる程度。
STEP
50メール程度の離れた場所でロケット花火が当たる
ヘルメットは必須。
厚い上着やジーンズ等の部分に当たれば焦げて穴が開くかも。
半袖で素肌の腕などに当たれば、軽く火傷する。
STEP
10メートルの離れた場所でロケット花火が当たる
ヘルメットは必須。
鹽水の近隣で売っている専用防護服が必須。
ムチで思い切り叩かれたような痛み。
ジーンズは貫通する事もある。
STEP
3メール以内でロケット花火が当たる
ロケット花火発射台の一番近くでは人が多くて逃げられないので、全身をムチで思い切り叩かれたような痛みが数分間続く。
防護服も多少燃える。
痛い、熱い、煙で息が出来ない。前が見えない。が、数分間続く。

なぜ塩水蜂炮はロケット花火を打つようになったのか

台湾「塩水蜂炮(爆竹祭り)」の起源は、光緒11 年(1885年)当時、
台湾の塩水街でコレラが大流行した時に、医療が未発達であったため、
多くの人々が亡くなり街はパニックに陥りました。
そこで人々が関帝聖君に救いを求めたところ、関帝聖君は、元宵節の夜に周倉将軍を先導に、
自ら神輿に乗り込んで信者らを従え、爆竹を鳴らしながら夜が明けるまで街中を巡回して、
厄除けを行いました。その後、後代の台湾の人々は毎年恒例の行事として、
元宵節の夜に関聖帝君を迎え街中を巡回するようになったというのが、
この行事の起こりだと言い伝えられています。
現在は台湾、台南市の塩水、武廟の神、關聖帝君(関羽)を
崇め厄払いするための爆竹が蜂炮と呼ばれるロケット爆竹に進化したものです。

塩水蜂炮の「武廟」と「鹽水國中」

塩水蜂炮のお祭りの中心は「武廟」と「鹽水國中」。
朝、武廟から御神輿が出発し、街中を練り歩き続けます。
鹽水國中では夜7時より各種発射台の点火が行われるので台湾中の沢山の人が集中します。
毎年、塩水蜂炮(爆竹祭り)には台湾中から10万人以上の観光客が集まります。
より近くに寄ってロケット花火を浴びたいのであれば
家の玄関先に赤い提灯がつり下げられている所がロケット発射台のある家の印です。
ロケット発射台に点火する前には爆竹が勢いよく鳴るのが台湾流の合図です。

2日間の日程で行われる「塩水蜂炮」は、元宵節当日にあたる昨夜がクライマックスで、
夜7時から9時の間に数十万発のロケット花火が放たれ、
街中の至る所でロケット花火、爆竹が鳴り響きます。
中には爆竹を体に巻き付けて火をつける根性試し的な事を行う台湾の若者も多々見られます。

台湾の爆竹

ロケット花火が300万発以上、爆竹はその10倍以上鳴り響く。
一日中、朝から夜中の2時頃まで街中で爆竹の音が絶える事は無い。

爆竹を体に巻き付けて火をつける根性試し的な事を行う台湾の若者

爆竹を体に巻き付けて火をつける根性試し的な事を行う若者

台湾の伝統的な民族衣装と神輿

「塩水蜂炮」は郊外の巡礼から始まり、
伝統的な格好の完全武装した神輿と神輿を担ぐ人たちが街を練り歩きます。
それぞれに武装をした神輿集団は、何万もの民衆と観客に見守られながら、
ゆっくりと街の大通りや路地を練って進みます。

武装をした神輿集団

武装をした神輿集団

台湾の神輿

神輿

神輿集団が店や家の前を通りかかると、当番が大小の砲台(砲城ともいう)を路上に運び出し、一斉に火を放ちます。
何万ものロケット花火が放たれるので、耳をつんざくような大爆音とともに、火の粉が至るところに飛んできます。

派手な電飾の車

街には派手な電飾や飾りを付けたトラックやジープがゆっくりと練り回るのも見どころです。

台湾のロケット花火砲台の準備

個人宅やお店などでもロケット花火は何ヶ月も前から準備が始まります。

個人宅で台湾のロケット花火の発射台(砲台)の準備をしている所

個人宅でロケット花火の発射台の準備をしている所

個人宅で台湾のロケット花火の発射台(砲台)の準備をしている所

個人宅でロケット花火の発射台の準備をしている所

個人宅の台湾のロケット花火発射台(砲台)が出来上がった様子

個人宅のロケット花火発射台が出来上がった様子

街中の至る所にテントがあります。
こ、これは!台湾ロケット花火の砲台が準備されているのです。
そのテントの数は10や20できなかいくらいあります。

砲台が入っているテント

砲台が入っているテント

大きな台湾ロケット花火発射台(砲台)になると殺人級の威力です。

舟型砲台

舟型砲台

360度に放つ砲台

360度に放つ砲台

鬼の砲台

鬼の砲台

台湾でロケット花火を浴びると

ロケット花火を浴びるには完全な防護服が必要です。
防護服は鹽水蜂炮に行くと、そこらじゅうに売っていますのでご安心ください。
ただ、厚めのジーンズで直にロケット花火が当たると青アザが出来ます。
綿などの入ったクッションの有る衣服で、綿繊維の燃えにくい衣服にしましょう。
砲台に近づき過ぎると大勢の人で身動きが取れず衣服や軍手は燃えて火傷だらけになります。

ロケット花火を浴びた服

ロケット花火を浴びた服

大音量の車の上で踊る台湾ギャル


大音量の車の屋根の上で台湾のギャルが水着姿で踊るというのも
鹽水蜂炮の見どころです。
(神社の前で神様に向かってギャルが踊り続ける日本では考えられない不思議な鹽水蜂炮)

台湾慶元宵-塩水蜂炮(塩水ロケット花火祭)

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